秋の茶道教室
2015.09.16|Category : 茶道
夏場はお休みをいただいていました茶道教室も
今月より再スタートです。
掛け軸
「名月や池をめくりてよもすから」
十五夜の月だ、池をめぐる、夜の間ずっと…芭蕉庵で月見の宴を催した折の句
お花
「小菊」と「スズメウリ」
スズメウリはツタを伸ばす一年草。「オキナワスズメウリ」が正式な名称。
別名「琉球オモチャウリ」。実は最後に真っ赤となり、白いストライプが生えます。
生菓子
「夜の月」
武蔵野から眺める夜の月。
緑・紫・黄色のコントラストが美しいお菓子です。
お点前一式
「月手前」
茶箱を盆にのせて点てる最も簡素な手続き「卯の花」。
茶箱は旅先で気軽にお茶を楽しむ携帯用として哀願されているものです。
春(花点前)、夏(卯の花点前)、秋(月点前)、冬(雪点前)等ありますが、
卯の花点前は「茶箱」の平点前とも称されているので、茶箱の最初のお稽古としてふさわしい。
茶箱の中身は…
・茶碗…茶箱用で少し小ぶりです。
・茶筅(ちゃせん)
・茶杓(ちゃしゃく)
・茶巾(ちゃきん)
・棗 (なつめ)
・鉄瓶…少人数・移動する時に使用します。
・茶筅筒…茶筅をおさめます。
・茶巾筒…茶巾を入れるための器。茶箱や茶籠の中に仕組みます。
・香合(こうごう)…月の点前で香を入れる時に使います。
・羽箒(はぼうき)…炭手前のとき炭や灰の粉が散るので、釜の蓋などの道具をを羽箒で清めます。
・振出(ふりだし)… 茶箱用の小形の干菓子器。金平糖のような小粒の菓子を入れ、振り出して用います。
・古帛紗(こぶくさ)…お濃茶を運ぶ時や飲む時、さらに道具を拝見する時にも使用されます。
茶箱を練習して、心地よい季節「秋」を楽しみに、茶箱を携えて出かけませんか?