機械編み教室 はじめて編み機にふれる方へ
簡単なハンドル操作で編み目がスムーズにできる「編み機」。
昭和20年代半ばに女性の間で一大ブームとなりました。
しかし現在、手編みの本や手編み教室はあっても
機械編みに関しては、その情報がほとんどナイのが現状です。
そんな機械編み。当校では先生が丁寧に教えてくださる
「機械編み教室」が開講されています。
実は当スクールの前身、広島編物専門学校時代より
生徒へ指導していた実績ある教室なのです。
今日はどんな作品が出来るか…ではなく
編むための道具「編み機」にスポットを当ててみます。
その大きさ・重たさで一瞬ためらってしまう編み機ですが
使い方はいたって簡単。糸のセッティングも慣れれば5分ほどで出来ます。
(生徒さんいわく、針に糸を通さない分、ミシンより楽かも!とのこと)
「初めて触れる方でも、まずは編んでみること!」と、先生。
左右に動かすだけで、みるみる編地が出来ていきます。
手編みだと細い糸でたくさん編むのは大変ですが編み機だと早くて簡単に編めます。
今回は中細糸2本(2本で1本)と、中糸1本で編んでみます。
編地が浮いてしまうと編み機から落ちて(離れて)しまうので
編地に「おもり」をつけておきます。裏面が見えるので、この状態ではどんな模様になっているか
わかりません。ひっくり返してみるドキドキ感も楽しいですね。
模様も「パンチカード」を挟み込めば、いろいろな模様が編めます。
捨て編み(後からほどく糸)をして、編み機から離すと…こんな感じ!
だいたい15~30分くらいで編めます。
手編み経験者だと、あまりの出来上がりの早さに感動されるとか。
こちらをかぎ針でとめるなどして…
もっと技術が上達すると…
きんちゃく袋など、レパートリーが増えて楽しいですね!
必要なら、かぎ針編みも教えてくださいますよ。
時間をかけて大作!もよいですが
まずは簡単にすぐ完成できるものを編んで楽しむことが大切だそうです。
そういえば、押し入れの奥に母親が使っていた編み機があったなぁ…
古い編み機を譲ってもらったケド、使い方を忘れてしまった…
という方、ぜひ機械編み教室をご見学ください!