2018年10月30日|Category :
和食料理
【献立表】
菊花ごはん
里芋の甘味噌煮
焼き舞茸と水菜のサラダ
いわしのつみれ汁
まずは完成から!
秋の香りも様々ですね。ほんのひと手間掛けることで、ひとつひとつの素材の良さをぐんと引き出してあげましょう。美味しく頂くこともまた、実りへの感謝ですね(^^♪
【菊花ごはん】
山形では、もってのほか美味しい「もって菊」と、紫色の大輪の食菊を重用します。筒状の花びらが独特の食感を持ち、酢の物としても美味しく頂けます。今日は軽く茹でた黄色の菊花を散らし、黄金色のご飯で収穫の喜びをを称えます。
【里芋の甘味噌煮】
これから冬に向けて収穫時期を迎える里芋は、どうしても個体差が出てしまう食材です。なるべく固い筋状の部分は除いて、大きさを揃えてカットしてみましょう。少量の塩をまぶしてさっと洗うとぬめりが取れます。すりおろしたゆずの皮で、季節の香りもプラスしました。
【焼き舞茸と水菜のサラダ】
舞茸に強火でサッと焼き色を付けることで、きのこと相性の良い油分がぐんと旨味を引き出してくれます。パリパリの水菜とともに、さっぱりとポン酢で頂きましょう。
【いわしのつみれ汁】
水からつみれを煮、すっきりとした極上の出汁を取りましょう!いわしは包丁でたたいて塩を加えたら、しっかりと手で練ってください。スプーンでまとめ、水面から「そっ」と落として行きます。ふんわり、ほろほろのつみれもまた、極上の美味しさです。
2018年10月5日|Category :
和食料理
【献立表】
栗おこわ
鮭とキノコのくずあんかけ
かぶとキャベツの浅漬け
焼きナスのごま汁椀
サツマイモの柴漬け茶巾
【栗おこわ】
年に一度のお楽しみですから、もち米100%で贅沢に炊き上げました。栗は乾燥させないうちに、一晩たっぷりの水に浸け置き、鬼皮、渋皮も頑張ってむきましょう。
【鮭とキノコのくずあんかけ 】
きのこは種々様々に取り合わせて、楽しく使ってください。ふんだんな具は、彩り良く香ばしく焼き付け、カツオ出汁の効いたくずあんをかけました。あつあつのあんがうれしい季節になりましたね。
【かぶとキャベツの浅漬け】
塩加減をお好みで決めることが出来るのが手作りの楽しさですね。浅漬けの醍醐味、パリパリとした食感と瑞々しさを楽しんでください。ぷちぷちとはじけて、香り高い穂紫蘇の塩漬けを添えました。
【焼きナスのごま汁椀】
ナスをこんがりと焼き、ごまも丁寧に炒って、それぞれの香ばしさを最大限に引き出しました。この時期、旬を迎えるすだちが、舌にも目にも鮮やかです。
【サツマイモの柴漬け茶巾】
きんとんのアクセントに何を思い付かれますか?ここでは、まさか?の刻んだ柴漬けを加え、茶巾に絞りました。ほんのりと色付き、塩味も酸味も合わさって抜群の風味。そして、パリパリとしたかわいい食感がおまけです(^^)
完成はこちら!
秋の夜長は、心と体の温まるお料理で、楽しい会話が弾むと良いですね。
2018年8月6日|Category :
和食料理
【献立表】
きゅうりのあっさり炒め
豚バラの冷しゃぶトマトダレ
ごぼうとかぼちゃの味噌汁
バターコーンごはん
【きゅうりのあっさり炒め】
胡瓜を炒めものにすることも、新鮮な印象でしょうか? さらにひと手間かけて、丁寧に種の部分をこそげ取ると、すっきりと見た目も美しい小鉢となりました。
【豚バラの冷しゃぶトマトダレ】
「冷しゃぶ」をどんなタレで頂こうかな…。今回ご紹介するのは、この真っ赤なトマトのタレです。トマトをゴクゴク頂くように、それでいて「ピリリ」と柚子胡椒が追いかけます。夏真っ盛りに食べたい“赤い冷しゃぶ”です。
【ごぼうとかぼちゃの味噌汁】
かぼちゃにもあえて少し皮を残し、歯ごたえと香りを存分に盛り込みました。吸い口にみょうがをあしらい、夏の朝を思わせる、爽やかなお味噌汁を堪能してください。
【バターコーンごはん】
とうもろこしを炊き込むのではなく、あえて炒めることで甘みを引き出し、歯ごたえも残しました。バターと醤油の香りをまとわせ、いざ、混ぜ込みましょう!
完成はこちら!
太陽の恵みをいっぱいに取り込み、収穫された野菜たち。どの様にして頂こうとも、その美味しさには感謝しかありません。美しい赤紫蘇のジュースも添えました。
2018年7月30日|Category :
和食料理
【献立表】
焼き野菜のサラダ
ささみのポン酢ジュレ
梅肉あえそうめん
穴子のとろろかけごはん
【焼き野菜のサラダ】
お好みの夏野菜をふんだんに盛り合わせてください。おろし玉ねぎのドレッシングでごちそうサラダです。
【ささみのポン酢ジュレ】
だし汁でゼラチンを煮溶かし、ポン酢ジュレを作ります。しっかり固めた後、大きくかき混ぜて、キラキラと涼しげなジュレを作りましょう。
【梅肉あえそうめん】
たたいた梅干しをそうめんにからめ、そっと出汁を張ります。この時期、思わず冷え過ぎた身体には、程よい塩加減の温かな汁椀が、ほっと一息付かせてくれます。ほんのりとピンク色に染まったお素麺も美しいですね。
【穴子のとろろかけごはん】
たれをからめて香ばしく焼いたあなごに、出汁で伸ばしたふわふわのとろろをからめて頂きます。渇きがちな身体には、ご飯物も、のどごし良く工夫してみましょう。ぴりりとわさびもお忘れなく。食欲もぐんと上がりますよ。
完成はこちら!
夏場の食卓では、食べ易くつるつると頂けるものなどで食欲を引き出し、しっかりと体内の水分補給を手助けしてくださいね。
【献立表】
柿の葉包み寿司
手羽先の酢煮
モズクと梅の吸い物
キュウリとナスの辛子漬け
豆入り水ようかん
【柿の葉包み寿司】
殺菌効果の謳われる柿の葉は、伸び盛りの今が葉も柔らかく、扱いやすい時です。
湿度の多いこの時期にこそ、是非チャレンジして頂きたい一品です。
酢飯に茗荷と胡瓜も加えて、瑞々しく、彩り爽やかに握りました。
【手羽先の酢煮】
手羽先は、先に軽く焦げ目を付けておきました。
旬のモロッコいんげんと共に、まろやかな酸味で、さっぱりとした旨味と風味を頂きましょう。
【モズクと梅の吸い物】
生もずくはさっと洗うようにして、独特のぬめりを損なわないようにしてください。
磯の香りと栄養価がふんだんに含まれた椀に、梅の酸味をプラスしました。
【キュウリとナスの辛子漬け】
夏野菜がいよいよ本番を迎えますね。
辛味の強い和辛子を加えて、食欲をしっかり引出して行きましょう。
【豆入り水ようかん】
「水ようかん」の意識も広がる、おすすめの一品です。
秘密は、こしあんに加えた生クリーム。意外な組み合わせが定番になるかも…。
ミニトマトもコンポートにして、酸味もしっかり、夏のデザートの顔ですね。
完成はこちら!
食欲の落ちる蒸し暑さですが、食材のもつさまざまな酸味を利用して、夏の食卓を工夫出来ると良いですね。
【献立表】
ナスと鶏つくねの煮物
雷こんにゃく
パプリカの揚げ漬け
冷や汁
【ナスと鶏つくねの煮物】
今回は水からつくねを煮はじめます。
鶏からじっくりと旨味が出て、お野菜にも浸み込みます。
【雷こんにゃく】
格子状に美しく切り目を入れたこんにゃくを、バチバチッと雷のような音を立てて煎り付けます。
ピリッとした辛味とともに、涼を運ぶ夏の夕立を恋しく想いました(^^)
【パプリカの揚げ漬け】
肉厚でしっかりと食べごたえのあるパプリカは、彩りも様々。
お好みの夏の元気色を、食卓に迎えましょう。
【冷や汁】
古くから夏バテ対策に取り入れられた、手間暇掛けた家庭ならではの優しいお料理ですね。
今日はアジの干物とイリコを使って作りました。
しっかりと擂り伸ばして、のどごしは冷たくさらさらと、滋養はたっぷりと摂り込んでください。
今日の献立のテーマは、全て調理の過程でお出汁が出るものです。
予めお出汁を取る事はとても大切なことですが、素材から出る旨味を上手に計算出来れば、またひとつお料理が楽しくなりますね。
2018年6月6日|Category :
和食料理
【献立表】
いさきの山椒煮
水菜と赤いじゃがいものさくさくサラダ
ズッキーニと押し麦の味噌汁和風ピクルス
【いさきの山椒煮】
「梅雨イサキ」と呼ばれるいさきに、モロッコ豆とごぼうを添えました。
甘めの煮汁に、カリッとはじけるこの時期だけの青実山椒の辛味が、互いの旬を引き立てます。
【水菜と赤いじゃがいものさくさくサラダ】
「ドラゴンレッド」は、長崎で改良された国産赤じゃがいもです。
アントシアニンをたっぷり含み、皮だけでなく肉までが赤く、フライにしても鮮やかなレッドが際立ちます。
パリパリ感を楽しむなら、レモンとお塩を食べる直前にどうぞ!
【ズッキーニと押し麦の味噌汁】
もはや、和食でもなじまれて来ているズッキーニですが、まだまだ用途は広がります。
かぼちゃの仲間ですので、旨味もありしっとりとしていて、且つ美しいグリーンが保てます。
押し麦を柔らかく煮て、食物繊維もしっかりと加えました。
【和風ピクルス】
大根、胡瓜、人参を一晩漬け込んで、浅漬け感覚のピクルスにしました。
廿日大根の赤色が馴染み、ほんのりピンク色に仕上がりましたね。
完成はこちら!
蒸し暑さを覚える季節には、ちゃんと瑞々しい食材たちが旬を迎えています。
自然からミネラルを取り込んだ元気いっぱいの素材を使って、梅雨ならではの献立を楽しんでください。
2018年5月23日|Category :
和食料理
【献立表】
鶏モモ肉の甘酢ソースがけ
鶏ハムとひじきのサラダ
丸ごとトマトの出汁風味
大豆の優しいスープ
【鶏モモ肉の甘酢ソースがけ】
「新生姜の甘酢漬け」は作られましたか?この漬けだれを利用したソースのご紹介です。焼き汁と合わせた、生姜の旨味たっぷりの甘酢ソースを掛けました。そして、このメニューで目が釘付けになるのは、たっぷりと盛ったパセリの「GREEN」です。彩り美しいだけでなく、この時期栄養価がぐんと増します。この個性が思わぬ好相性!苦手意識を取り除いて、是非、森のようにこんもりと載せてみてください!!
【鶏ハムとひじきのサラダ】
鶏ハムは思い切って細く棒状に揃えてください。テーマは「BLACK」。黒酢を隠し味にコクのあるドレッシングで和えました。サラダを超える一品です。
【丸ごとトマトの出汁風味】
この美しい天然の「RED」…。見惚れてしまいますよね。出汁ごと冷まして、大葉でちょっと遊び心を加えました。これからの季節は、汗を補います。冷たく冷やしていただきましょう。
【大豆の優しいスープ】
新じゃがいも、新玉ねぎをベースに、ペースト状にした大豆を加えて静かに煮ます。お腹に優しく、加減はひとつまみのお塩だけ。ガリガリッと「黒」胡椒を効かせましょう。
完成はこちら!
お気付きいだだけましたか???今回のテーマは「緑・赤・黒」。暑い季節のやって来る前に、食から体調を整えてくださいね。
2018年5月7日|Category :
和食料理
【献立表】
茶そばサラダ
そら豆と焼きエビのサクサクかき揚げ
貝柱としょうがのごはん
蕨(わらび)と南関あげの味噌汁
水切りヨーグルトの和風デザート
【茶そばサラダ】
茶そばは短くして、野菜や鶏ささみとしっかり和えました。
たっぷりのごちそうサラダが、さらさらっといただけます。
【そら豆と焼きエビのサクサクかき揚げ】
そら豆は、ほんの少しだけ茹でておきました。
焼きエビの塩加減と香ばしさが更に引き出され、かき揚げの風味を増大させます。
【貝柱としょうがのごはん】
ほぐしたホタテを缶汁ごと用いて、旨味を余すところなく閉じ込めました。
千切り生姜がピリリと引き締めます。
【蕨(わらび)と南関あげの味噌汁】
蕨はシャキシャキ感を損なわない程度に、一晩灰汁抜きします。
熊本名産「南関(なんかん)あげ」は、長期保存可能な乾燥揚げです。
出汁をしっかりと吸い込んで、お揚げの旨味もたっぷりと出します。
【水切りヨーグルトの和風デザート】
プレーンヨーグルトもじっくり水切りすれば、表情が変わります。
甘味はゆで小豆と抹茶蜜。たわわに実った木苺を載せました。
お気に入りのデザートがまた一つ増えそうです。
完成はこちら!
たくさんのお野菜も、さっぱりとバランス良く摂れそうです。
2018年4月18日|Category :
和食料理
【献立表】
春キャベツの肉みそあんかけ
たけのこの土佐煮
春雨の酢の物
アスパラとじゃがいものすり流し(和風ポタージュ)
【春キャベツの肉みそあんかけ】
香ばしく焼き付けた春キャベツの甘さが、何より主役級のメイン皿です。
生姜の効いた肉みそで、キャベツがあっという間です。
【たけのこの土佐煮】
新鮮な筍があれば、もうそれだけで!
短時間でもジューシーで、旨味いっぱいの土佐煮に仕上がります。
【春雨の酢の物】
胡瓜、ハム、キクラゲも美しく切り揃えて、やさしい「春の雨」を想います。
【アスパラとじゃがいものすり流し(和風ポタージュ)】
豆乳とだし汁を使うことで、ミルク感はひかえめに。
これまでにないグリーンアスパラのコクに脱帽します。
完成はこちら!
大地の芽生えを、食卓からもダイレクトに感じとれる、心地よい春の季節ですね。