機械編み教室 ジレが完成
機械編みの生徒さんが、ジレを完成されました!
テーラー付を作ったことがなかったので、襟の勉強に…と思ったのがきっかけ。
ジャケットをつくるつもりはなかったので、袖のないジレでの挑戦となりました。
しかし、こちらのジレ。苦労の連続で
まず、テーラーはメリヤス編みで襟を2枚つくり、くっつける方法で製作。
全体的にカタチも特徴的、製図段階での目数計算(調整)も大変の上、実際に
編み始めると今ドコを編んでいるか分からなくなったそう。
また、身体のラインに沿うように縦にダーツを入れたのも初の試み。
先生に教えてもらっている時は理解できず、ただ言われたとおりに編んでいる
感じだったそうですが出来上がって(立体になって)くると、そういう事だったのかと納得。
前身頃をスタート時点で間違えて編んでいたことを、出来上がってアイロンを
かけている時に気づき、一から編み直した…というハプニングにもめげず、
全て機械編みで仕上げられました。
「想定していたとおりのカタチに仕上がり嬉しかったです」と生徒さん。
極細綿糸の2本取りで編み上げたため、重さもなく気軽に羽織れます。
人生で1番難しかった…と言っても過言ではないこちらのジレ。
思い出の1枚になることも間違いありません。
機械編み教室 夏の気配が…
機械編み教室では作品づくりに「手編みの工程」が発生することもあるので
編み機の使い方、棒・かぎ針での手編方法の両方が学べる、おもしろい教室でもあります。
以前、HPでもご紹介した帽子を編まれた生徒さんが…
応用でバックを編まれていました~!
ちなみに帽子はこちら↓
教室内で、熱で固くなる糸が話題となり、底の部分に使用したら…というのがキッカケ。
バックの型はラフィア風をイメージ。ネットや図書館・店頭で編み図のイメージを調べたそう。
初めて編んだので約1ヶ月くらいの製作期間との事ですが
熱がはいった時に編み目がつまるのを想定して編んでいったのが難しかったそうです。
取っ手部分のレザーは、現在旦那さんと皮細工の教室へ一緒に通われているので
アクセントに皮を使用してみたそうですょ!
アクセサリのタッセルもカワイイ!
帽子とも合って、夏の小物にはバッチリですね!
2018.6/21追記
同じ生徒さんが色違いも完成されていました~
今度はシブめな色ですね!
そして、そして…
機械編み教室入会を機に、数十年ぶりに機械編みを再開した生徒さんが
ベストを完成されていました!
こちら!
ポイントとしては編み機で初めてダーツに挑戦した事と
編み機での位置合わせが難しかった穴あき模様。
既成品ではどうしても脇下等、自分のサイズにあわず
パターンをひき、ダーツなどの調整を先生からアドバイスをいただきながら編まれました。
着ていると周りの人から
「あ、自分で編んだのね、ピッタリ合ってる!」と言われたそうです。
手編みで小物をつくる事はあっても、今回のような大作は初めて!
手編みでは大変な作業でも機械編みだと早く出来上がります。
「最近は糸もオシャレな糸がたくさんある、早くいろんな事が出来るようになりたい!」
と、生徒さん。次はどんな作品に挑戦されるのでしょうか!?
機械編み教室 既製品をニットで再現 その②
前回につづけて、家にあったお気に入りの1枚を自分サイズに
パターンをひきなおして再現した作品です。
ストライプのチュニック(セーター)です!
家と教室で約3週間、初めて「引き揃え糸」を使用して編みました。
※引き揃え糸とは…何種類かの糸を一緒に玉に巻いてある糸のこと
黒糸は1本、白糸が「引き揃え糸」です。
今回は初めてづくし。
ボーダー柄に挑戦したのも初めてで、見頃と袖のストライプを揃えるのが難しかったそう。
さらに、手で編んだ袖を見てみると…
編み機の部分はキッチリと、手編みの部分はふわっとして表情の違いがはっきり。
同じ糸でも「編み方の違い」におもしろさを感じた瞬間でした。
あ!
先日ご紹介したチュニックの色違いをつくっていらっしゃる~!!
2着目で慣れもあったそうですが、4部品(前2枚・後ろ2枚)を1日で編むことが出来ました!
「私スゴイ!進歩だわ!!」と喜びもつかの間…
旦那様に「なんか疲れとる?」と言われてしまったそうです。
(やっぱり大変だったようですね!)
機械編み教室 既製品をニットで再現
以前…
> さて、もう御一方の生徒さんは
> 製作中に「あぁ~!」と教室で声を響かせていた作品が、ついに!出来上がったようです。
> また次回ご紹介させていただきますね。
と、告知していた作品が苦労の末、完成されたのでお披露目です!
こちらっ!!
構造としてはグレーのタンクトップ部分に透け感のある袖部分がひっついた
プルオーバー(に、なるのでしょうか?)。袖部分が変化する2WAYです。
既製品のブラウスを見つけ、どんな構造なのかな…と
興味を持ったのがきっかけ。それを製図展開してニットで完成された作品なのです。
教室の先生や生徒さんからも「大変…」と言われ続けた作業工程は…
まず製図展開。すべての箇所の長さを測るところから始まり、編む方法も
扇状の袖や首まわりのギャザーなど、編み機で繕うには、事前にかなりの計算を駆使したとか。
袖部分の製図↑計算がスゴイ… どのくらいゆとりをつるくとギャザーが
出来るか…先生からアドバイスをいただきました
そして糸選び。
完成イメージに合う糸探しも大変だったそうで、太い糸だとギャザーが
出ないので、今回はグレー色の極細(織物用の綿糸)と、
混色(段染め糸)の超極細糸を使われました。
超極細糸を使った分、透け感や軽さがいきて、模様もキレイに出ていますね!
この細い糸は編み機で編むと針の幅に合わず、糸がはずれやすくなるそうで、
さらには、段数ごとに折り返し等の工程が緻密に計算されていたので
編地がはずれたり、目を落としたりすると…叫びたくもなりますね。
最後には、裾の始末など仕上げの工程…と難所が続き、ご自身の歴代作品の
中で難易度A級だった今回の作品です。
「ニットでつくるものじゃない」「えらいコトをやってしまった」…という
感想でしたが、ダーツを入れる方法を先生からアドバイスいただいたり
苦しい時に生徒さん同士で励まし合えるのはスクールならではですね!
どんどん腕をあげられる生徒さんを、これからも追って、ご紹介していきます!!
もちろん、初心者の方も大歓迎です!まずは見学で教室の雰囲気を見に来てください!
いろんな作品にチャレンジされている様子は、見ていても楽しいですよ♪
機械編み教室 チュニック出来ました!
機械編み教室から生徒さん作品の新作です!
「ソックヤーン」を使ったチュニック!
向かって左側がソックヤーンで編んだ部分。右側の黒とのツートンカラーで
落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
ソックヤーンとは…
←ネットから画像を拝借!
ただ編むだけで綺麗な編み込み模様が出るように、
あらかじめ染められている糸で、その名の通り靴下用に使うコトが多いのですが
自然にできてくる編み模様が面白く、今回はあまったソックヤーンで
「チュニック」をつくられたそうです。
今回生徒さんが頑張った点は
洋裁などでは必ず使われる「見返し」に挑戦したこと。
※見返しとは…服の端の裏側パーツの総称
機械編(編み物)では、高度な技術!
通常ではゴム編み・かぎ編み・ガーター編みで処理する箇所。
ニットでの見返しは自己流では難しくて、学校で教わらないと出来ない仕立てです。
「難しかったケド、せっかく教室に通っているんだから新しい試みも必要よね~」と生徒さん。
苦労の末出来た作品は別格ですね!新しい技術やいろいろな事に挑戦できるのも
スクールの魅力です。
さて、もう御一方の生徒さんは
制作中に「あぁ~!」と教室で声を響かせていた作品が、ついに!出来上がったようです。
また次回ご紹介させていただきますね。
機械編み教室 はじめて編み機にふれる方へ
簡単なハンドル操作で編み目がスムーズにできる「編み機」。
昭和20年代半ばに女性の間で一大ブームとなりました。
しかし現在、手編みの本や手編み教室はあっても
機械編みに関しては、その情報がほとんどナイのが現状です。
そんな機械編み。当校では先生が丁寧に教えてくださる
「機械編み教室」が開講されています。
実は当スクールの前身、広島編物専門学校時代より
生徒へ指導していた実績ある教室なのです。
今日はどんな作品が出来るか…ではなく
編むための道具「編み機」にスポットを当ててみます。
その大きさ・重たさで一瞬ためらってしまう編み機ですが
使い方はいたって簡単。糸のセッティングも慣れれば5分ほどで出来ます。
(生徒さんいわく、針に糸を通さない分、ミシンより楽かも!とのこと)
「初めて触れる方でも、まずは編んでみること!」と、先生。
左右に動かすだけで、みるみる編地が出来ていきます。
手編みだと細い糸でたくさん編むのは大変ですが編み機だと早くて簡単に編めます。
今回は中細糸2本(2本で1本)と、中糸1本で編んでみます。
編地が浮いてしまうと編み機から落ちて(離れて)しまうので
編地に「おもり」をつけておきます。裏面が見えるので、この状態ではどんな模様になっているか
わかりません。ひっくり返してみるドキドキ感も楽しいですね。
模様も「パンチカード」を挟み込めば、いろいろな模様が編めます。
捨て編み(後からほどく糸)をして、編み機から離すと…こんな感じ!
だいたい15~30分くらいで編めます。
手編み経験者だと、あまりの出来上がりの早さに感動されるとか。
こちらをかぎ針でとめるなどして…
もっと技術が上達すると…
きんちゃく袋など、レパートリーが増えて楽しいですね!
必要なら、かぎ針編みも教えてくださいますよ。
時間をかけて大作!もよいですが
まずは簡単にすぐ完成できるものを編んで楽しむことが大切だそうです。
そういえば、押し入れの奥に母親が使っていた編み機があったなぁ…
古い編み機を譲ってもらったケド、使い方を忘れてしまった…
という方、ぜひ機械編み教室をご見学ください!
機械編み教室 機械編み教室での手編み作品
機械編み教室の特徴として
編み機で編むのも、もちろんですが
つくる作品によっては機械で編んだパーツを繋げる
手編みの作業もでてきます。
先生が手編み・機械編み両方教えてくださるので
お得(!?)な教室でもあります。
そんな機械編み教室で、手編みの大作を着てこられた
生徒さんを直撃!お話しを聞かせていただきました!
ポンチョ!です。
棒針編みの基礎的な編み方法のひとつ「縄編み」で
シンプルな長方形を2種類編んでつなげたもの。
最後に首と裾の青ライン部分を仕上げたそうです。
「全体が青色になるとクドくなるので、黒をつかってみました!」とのこと。
青のボーダー部分は作品づくりのうえであまった糸を使ったそうです。スゴイ!
合わせて、新作の帽子も見せていただきました!
「タッセルがついた帽子が作りたかったんです~」と言われる
このベレー帽。雑誌に載っていた寸法を元に目数を計算して編まれたそう。
ポンチョの青系色と同じ糸を使っているので、
お揃いにもなってカワイイですね~!
タッセルがうまく出来なかったと言われていましたが
フワフワで、ネック部分もレース編み!もう、アップでのせちゃいます!
ボリュームがあるので動く度に頭に存在感があるそうです。
タッセルを使ったアクセサリーなどの小物づくりも考えられているとか!
次回作も楽しみです。
帽子つながりで…
こちらも同じ機械編み教室の生徒さんが、これまた手編みで
帽子を編まれていたので、見せていただきました!
先にご紹介したタッセル付の帽子とは、雰囲気の違う
ゆったりとしたラインが可愛くも大人な感じに。
次回は機械編みとは!?をテーマに
実際に機械編み本体をちょっと詳しくご紹介します!
機械編み教室 ベストができあがりました!
教室のみで、制作期間約2ヶ月!
いろいろ苦戦されながら生徒さんがベストを完成されていたのでご紹介。
こんなベストが欲しいなぁ…と先生に相談し、製図のアドバイスをいただきながら編み始めたそうです。
ネットオークションで購入した糸が思ったよりも細くキラキラしていた為、着れるかなぁ~と
心配されていましたが出来上がるとハデすぎず良い感じに。
これからの季節、コーディネートも合わせやすそうです。
編んでいくと自然にまるまった首まわり。クルッとまるまった部分がかわいいですね。
「もつれた~!」と制作途中の生徒さん。
糸が細く、もつれた時にからまってほどけなかったのが苦労した点。
また、のびにくい性質の糸だったため、製図通りのサイズにアイロンをかけるのも一苦労。
ベストをまち針で固定した様子は、まるで「ガリバー」のようです…。
機械編み教室 夏の小物たち
今回も生徒さん作品のご紹介ですが…
夏の小物大特集です!!
機械編みの生徒さんはいろんなアイデアで
この季節にピッタリの小物をつくられています。
「夏は帽子でしょう!」と、流行の大きいリボンに
つば部分にリボンレースを加えて、かぎ針で編まれた生徒さん。
注目の的ですね~!
有名メーカー「ヘレンカミスキー」の帽子を店頭で見て自分で作ってみようと挑戦!
ラフィアという通気性の良い天然素材をつかって、かぎ針で編みました。
今年はいろんな人に頼まれて10個くらい作ったそうです。
次は、「スクエアーバック」。すべての面が正方形なんですね。
こちらでおもしろいのは、なんと2WAY!!
作っては直してを繰り返したバック。
「試作品なんです~」と言われながらも愛着を感じます。
写真左)お店で見た「おにぎり入れ」からヒントを得て、まずは布で試作。
写真右)留め具までカワイイ!ですね~
最後にポーチ。
後ろのかぎ編みポーチは、ドライブへ行った時に助手席で約2時間くらいで
編んだという驚きのエピソードつき。
前列2つは機械編みで、留め具のぶ厚くなる部分や
チャック部分をしつらえる時に気をつかったとのこと。
小物1つひとつにも、物語がありますね~!
そんな思い出のオリジナル作品を作ってみませんか?
「こんなのが欲しいなぁ…」という思いに応えてくれる、機械編み教室です。