機械編み教室 既製品をニットで再現
以前…
> さて、もう御一方の生徒さんは
> 製作中に「あぁ~!」と教室で声を響かせていた作品が、ついに!出来上がったようです。
> また次回ご紹介させていただきますね。
と、告知していた作品が苦労の末、完成されたのでお披露目です!
こちらっ!!
構造としてはグレーのタンクトップ部分に透け感のある袖部分がひっついた
プルオーバー(に、なるのでしょうか?)。袖部分が変化する2WAYです。
既製品のブラウスを見つけ、どんな構造なのかな…と
興味を持ったのがきっかけ。それを製図展開してニットで完成された作品なのです。
教室の先生や生徒さんからも「大変…」と言われ続けた作業工程は…
まず製図展開。すべての箇所の長さを測るところから始まり、編む方法も
扇状の袖や首まわりのギャザーなど、編み機で繕うには、事前にかなりの計算を駆使したとか。
袖部分の製図↑計算がスゴイ… どのくらいゆとりをつるくとギャザーが
出来るか…先生からアドバイスをいただきました
そして糸選び。
完成イメージに合う糸探しも大変だったそうで、太い糸だとギャザーが
出ないので、今回はグレー色の極細(織物用の綿糸)と、
混色(段染め糸)の超極細糸を使われました。
超極細糸を使った分、透け感や軽さがいきて、模様もキレイに出ていますね!
この細い糸は編み機で編むと針の幅に合わず、糸がはずれやすくなるそうで、
さらには、段数ごとに折り返し等の工程が緻密に計算されていたので
編地がはずれたり、目を落としたりすると…叫びたくもなりますね。
最後には、裾の始末など仕上げの工程…と難所が続き、ご自身の歴代作品の
中で難易度A級だった今回の作品です。
「ニットでつくるものじゃない」「えらいコトをやってしまった」…という
感想でしたが、ダーツを入れる方法を先生からアドバイスいただいたり
苦しい時に生徒さん同士で励まし合えるのはスクールならではですね!
どんどん腕をあげられる生徒さんを、これからも追って、ご紹介していきます!!
もちろん、初心者の方も大歓迎です!まずは見学で教室の雰囲気を見に来てください!
いろんな作品にチャレンジされている様子は、見ていても楽しいですよ♪