和裁教室:合わせの着物(寸法直し)
2016.05.13|Category : 和裁
久しぶりの和裁教室の様子です。
生徒さんは浴衣など、どんどん作品が完成されていました。
本日のご紹介はこちら!
頂いた着物を寸法直しされたのですが
身幅と裄(ゆき/背縫いから袖口の長さ)を出して調整しました。
あわせの着物で(女性の裏地のある着物)
裏地(八掛)を引っ張り出して縫うので、裏側からだと
どこの部分なのか分からなくなるので大変だったそうです。
あわせの着物に挑戦するのは、まだ早かったかも!と
思われる程、難しかったそうですが、先生のご指導で無事お直しが出来ました。
しかし、シブいですね!
着物は約50年くらい前に仕立てられたものと見られ
一本入っている太いラインが際立ちます。
また裏地が赤い生地を使用されているのも
昔の着物の特徴らしく、お直しをする際に八掛を替える方も多いそう。
帯は以前ご紹介した、教室で作られた帯で
小物はご主人のご実家から頂いた瓢箪の帯留め、
帯飾りは木工職人だったお父様の木彫りのお魚だそうです!
時が経っても色あせない素敵なエピソードもうかがえた作品でした。